ご登壇いただいた大阪市障がい者就業・生活支援センター 所長の前野様より、アンケートの質問回答をいただきました!
先日実施いたしました、み・らいずワークス就労支援セミナー「障がいのある方が活用できる『年金・雇用・福祉サービス』の話」にてご登壇いただきました講師より、参加者の方からのご質問の回答をいただきました。
※個人情報保護のため、一部抜粋・修正しています。
今回ご回答くださったのは、前野 哲哉氏(大阪市障がい者就業・生活支援センター 所長)です。
1.社会資源は何が違う?どう選ぶ?
前野様より、様々な社会資源、それぞれの役割についてお話いただきました。
それに関するご質問。
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Q.職業センターと、就ぽつの使い分け方について
A.まず、職業センターと就ぽつ(障がい者就業・生活支援センター)の地域における開設状況ですが、職業センターは都道府県に基本1件です。就ぽつは都道府県に平均5~6か所あると思います。
(中略)ご相談から就職まで、その後の就職継続(定着支援)に関することまでのお手伝いを「就業支援」とするならば、広く緩やかに伴走しながら相談を中心に必要な支援をしていくのが就ぽつ。
職業センターは基本そのルーチンに時限があるメニューが大半で、たとえば、就業準備というご要望には、半年間をメドに「試行事業」というセンターに通って具体作業を集団で体感したり、就職後、8か月から1年半をメドに、会社に訪問して必要な支援を行うジョブコーチ支援などを利用することが可能です。
(中略)どちらもよく似た支援技法を使い、それぞれのセンターでメニューなどを準備していますので、該当の方が訪問しやすい機関を選んで活用されればいいのではと思います。
各機関の違いは、①地域エリア内にどのくらいの数、設置されているか、②時限的なメニューがあるのは、職業センターの場合が多い、ぐらいです。
2.事業所や相談先はどう選ぶ?
いろんな事業所や相談先があるけれど、どうやって選んだらよいかわからない…
という方も多いのではないでしょうか?
選び方や見つけ方に関するご質問です。
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Q.良い相談所を見つけるには?
A:残念ながら、地域の情報というものは、待っていても近づいてこない場合があります。
私たち、支援機関の担当者間でもよく言われることですが、有用な情報ほど、それを得たいという信念を持って、それを所持していそうな機関や担当者などに接近しないと入手できないことが多いので、俗にいう「リサーチ」が欠かせません。
このリサーチを行う場合に、事前に準備しておくほうが良いことがあるとすれば、「自分の状態・状況を客観的に見て知っておくという事前行為をしておくこと」だと思います。(以下略)
3.今後について不安…
今回のセミナーでは、支援者や保護者のご参加も多くありました。
ご家族の今後についてのご質問。
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Q.(中略)本人困り感がなく、診断をうけるにはグレーゾーンで難しいのではないかと支援機関の担当者の方から言われました。
このような人はどういうふうに対処するのがいいのでしょうか?
A.「困り感」はとても大切だと感じます。
(中略)周囲の方は大変ご心配されていることが多いのですが、当事者の方はあまり意欲的ではなかったりします。
就職は当事者の方がするものなので、「就職したい」とまでいく必要はありませんが、「就職しないと困ることがおきるかも」という認識は共有いただく必要があり、正直言えば、こういう状態の場合は、現時点ですぐの就職は難しいかなと思います。
(中略)ご質問だけでは、明確にアドバイスは難しいのですが、1点あるとすれば、「就職の可否」にのみ焦点を当てず、まずは「はたらく習慣」から入り、「はたらく喜びや意義」を感じてもらうことからはじめれば良いのではないかと思います。
福祉サービスには、様々な段階を想定したものがありますが、自立訓練など、学校から卒業したばかりでいきなり企業就職するのが不安だと感じておられる方向けのサービスや、利用の期限付けが額面上無い「就労継続支援B型」などの事業をまずは利用し、そこで日中を過ごすことからはじめるサービスも準備されています。
そのような環境の中で、まずは、ほかの仲間たちとの交流や、無理のないはたらく経験で得られる「喜び(褒められる・役に立つ・自分自身しかない能力を認めてもらえる、などなど)」を通じて、徐々にやる気になっていただくことが必要かと感じました。
いかがでしたか?
2回にわけて、講師からのご回答を掲載いたしました。
次回のセミナーは秋ごろを予定しています。
みなさまのご参加お待ちしています。

